| サワダ建築事務所 |
建築設計士の現場管理 | ||||||||||||||
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夫婦と私の両親で家を立てているのですが、建築設計士に少し足りないところがあるようです。たとえば、屋根の形状が少し変わるのに施主に話しが無かったことや、今現在大工仕事の仕上げをしているのですが現場を見に来るのは週一回だけ・・・、大工仕事のやりなおしが多いこと(建築設計士の指示ですが、設計ミスのときもありました。)などなど。もうあと一ヶ月くらいで完成なのですが、だんだん心配になってきてしまいました。ただ、やはり建築設計士が週一回しかこないことについては苦情を言おうと思うのですが、これからも付き合いのある人ですし、どのようにいっていいか迷っています。みなさんどのようにして建築設計士と付き合っていくのでしょうか。多分、どの建築設計士に頼んでもなにかしら不満はでてくるよねーと主人とはなしているのですが・・・。ぜひいいアドバイスを頂ければと思います。 アドバイスまずは工事監理について少々書きます。 と言うのが工事監理の大原則ですが、こと住宅の建築工事の場合この原則は守られていない様です。 そういった意味では週1回の工事監理というのは、まだ良心的な方だと思います。 ただし、工事の最初から最後まで毎週1回の監理という事であれば「?」印が付くかも知れません。と言うのも、建築工事の内容や進行具合によって監理で現場に訪れる頻度は大きく異なり、一般的には、建築工事の前半の躯体工事では、週何回ではなく工事の要所を押さえた工事管理になり、建物の配置の確認、基礎の配筋・形状、建物の架構、などの重要工事の完了時に逐一確認するのが一般的です。 また、工事の後半の仕上げ工事等では様々な工種の工事が同時進行で行われる為、工事監理で現場に足を運ぶ頻度はおのずと多くなるのが一般的です。こういった事から工事後半で週1回の監理は少ない様にも感じられますが、要領の良い建築設計士さんで工期に余裕がある場合では、細かい問題は電話、FAXでとりあえず処理しておいて週1回の現場監理で解決するという事も可能です。また正確なミスの無い図面であれば現場で問題も起こりにくいので監理回数は若干減る場合もあり、一概に現場監理回数では工事監理の良し悪しは判断出来ないということです。 そこで重要なのが建て主さんに対する書面による工事管理報告と承認です。これは、いつ、どのような問題があり、どう解決したか(するか)を記録して報告し建て主さんに承認を取るためのものです。 一般に監理で現場に訪れた際に建て主さんがその場に同席することは少なく、監理の内容が建て主さんには解りにくいため監理報告書は建て主さんが工事に関する様々な事項を把握する為の重要な書類です。 今回の建築設計士に対する疑問は、このような監理報告が十分に行われていない為に生じているように感じました。 建て主さんと建築設計士の関係は対等か建て主さんが少し上の関係です。設計士に遠慮して疑問を解決せずにいると、建て主さん自身にわだかまりが残り竣工のうれしさも半減です。建築設計士となにかあっても建物のアフターケアは施工した工務店でも応じてもらえますので建築設計士との先々の関係を気にすることなく、自分自身の疑問を解決する事に重点に置いて事を進めるのが良いでしょう。 ちなみに私の事務所では、工事前半で最低週1回、後半で最低週2回程度の監理頻度です。リフォーム等の場合では毎日となるケースもあり、事務所から遠い現場のリフォーム設計が受けられないのはこのためです。また工事監理報告書の作成は工事監理の基本業務としております。 現場管理について今日はロフトの階段のことについて相談です。 などといろいろ問題があるのです。建築設計士に家作りを頼むとなにかしらこのような問題とは出てくるのでしょうか。… アドバイスまずはロフトの階段の件ですが、私がロフトの階段(はしご)を作る際は大工工事に含む形で見積もりを上げる様にしています。 注、住宅建築で「木の加工」を扱う業種は幾つかあり、大工さん以外には、建具屋さん、家具屋さんなどの業種が有りますが、建具や家具の工事を大工さんに依頼して工事のコストダウンを計ることはよく行われています。但し大工さんは家具や建具の専門職人では有りませんので精密な細工は出来ません。 また、建材メーカーでもロフト用の既成のはしごが製品としてある様です。 簡単な作りの軽量のはしごであれば持ち運びも苦には成らないかもしれません。 どちらにしても工務店さんなりにご相談されて見てはいかがでしょうか。 それと、工事監理上の問題に関してですが、実際の所様々な業種の職人さんが出入りする建築工事では様々な要因で「問題」が発生します。「問題」が皆無の現場はまず有りません。そのなかで最も問題なのが、「問題」の発生が建て主さんに伝わらない事です。 と言うのも、監理者を置かない現場では「問題」を工事関係者の内々で収めてしまう事が多々あり、特に見えない部分でこの傾向は研著です。例えば筋交いと窓が干渉した場合、この「問題」を表ざたにしない為には、筋交いを撤去し窓を取りつけて壁を仕上げてしまえば、建て主さんからは全く問題が見えません。しかし、予定の筋交いが無くなると構造上の欠点になる可能性が出てきます。 また、明らかに設計上の問題点や打ち合わせ不足などの要因で発生する「問題」は逆に、全く図面を描かない、全く打ち合わせをしない事で回避する現場も多々あります。細かな打ち合わせをすればするほど「問題」発生のリスクが高くなる為です。 しかし、設計・監理料を取り(正規の金額で)受けた仕事であれば当然、その金額なりの責任を設計士は担っているわけですから。「問題」解決に全力を尽くす義務があります。 竣工まじかですので、もし気に掛かることが残っているならばやはりその事を建築設計士に伝え対応・説明を求められる事をお勧めします。 |
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